映画の現場で撮影の合間に食べる「ロケ弁」。
皆さんどんなものを召し上がっているのか興味津津です。
山形新聞に連載中のあべ美佳さんのエッセイ「いしゃ先生〜町おこし映画顛末記〜24」(2月20日付)には、今回の撮影では、いつも温かい食事が提供されたことについて感謝の言葉が綴られています。
そこで紹介されていたひとつが、大江町で用意されていた『大曾根もちつき保存会』の出前餅つきです。
大曾根地区は、山形市の西部に位置し、豊かな自然と水に囲まれた農業が盛んな地区。
地区に伝わる「出前餅つき」の伝統を守り、年間130回以上もの出前餅つきで、つきたてのお餅の美味しさを届けてくださっているそうです。
きめ細やかでなめらかなこのお餅。上品に「つるんっ」と咽を通ります。
使われたのは、幻のもち米「奥白玉」。大曾根地区で復活させた希少種で、めったに味わえないお餅だとか。
大江町の渡邉町長に、この映画にかける想いを伺いました。
生物(人間)には、「住む」と「棲む」の二通りの言葉があります。
「住む」は、人工的なもので都会など便利なところに移動して生きることを指し、「棲む」は、自然と共生・共存しながら生きることをいうのです。
そういう意味に於いて、大江町は生物(人間)が「棲む」限界、いわゆるレッドゾーンと言ってもいいだろうと思っています。
生きる上でベストな場所はどこか、若者も気づき始めているのではないでしょうか。
国構えが大事なのです。
今回の映画化では、「志田周子を銀幕に蘇らせる会」の会長、副会長の貢献が大きいと思います。
この映画からどのようなメッセージを発信するのかが大切です。
将来を照らし出すようものが必要でしょう。
公開を楽しみにしています。
渡邉町長のお話にもあった「志田周子を銀幕に蘇らせる会」の阿部幸一会長(写真右)、黒坂久一副会長(写真左)からもお話を伺いました。